初めての回転寿司。

城「お、菅沼くん。回転寿司、行きたいのかい?」
菅沼「はあ、たまたま、新聞にチラシが入っていただけですが」
高峰岸「回転寿司かあ、大人になってからあんまり行ったことないなあ…」
前橋「僕、回る寿司って、実物見たことないんだよね」
高峰岸「マジで言ってるんすか!?」
城「うちの先生は、比較的高い店ばっかり行ってますよね」
前橋「それが接待というものさ」
菅沼「お寿司と言えば、関西では太巻き優位なので、なかなか細巻きが売られていなくて哀しいのです」
高峰岸「ええ、それは、太巻きでもいいじゃん」
城「おなかいっぱいになっちゃうんでしょ」
菅沼「おなかいっぱいになるだけならまだしも、あれ、食べてて苦しくないですか? つうか、なんであそこまで太い形状の食べ物を太いままで売っているんですか? 切りましょうよ!! どんだけいらちですか!?」
高峰岸「じゃあ、切ろうよ!!」
菅沼「それは、面倒なので」
城「昔、給食で手巻き寿司あったなあ」
前橋「へえ」
菅沼「ああ、でも、城せんぱいは、回っていない寿司屋さん、行ったことありそうですよね。お嬢様ですもんね」
城「うん、あるよ。それが、普通だと思ってた」
高峰岸「お前、普通に、舞妓さんと遊んでそうで怖いんだが」
城「え、あるよ?」
菅沼「さすが有名日本画家を父に持つお人!!」
城「それはそれとして、私、回転寿司というものを体験してみたいのです!!」わくわく。
前橋「うーん、行ったことのない僕が言うのもなんだけど、たぶん、がっかりして終わりだよ?」
菅沼「それ、前橋教授がわざわざ言うんですか?」衝撃。