診察してみたい、菅沼くん。

菅沼「はあ、かっこいい…」
城「何をそんな頬を赤らめているんだい。まるで恋する乙女だよ」
菅沼「はっ、見られていましたか!!」
高峰岸「え、どうした。いきなり…!?」
前橋「先生に、ベストセラーの話をしてくれるんじゃないのかい!?」
菅沼「それはまたいつの日か」
前橋「なんだってぇ…!?」
佐世保「あ、じゃあ、私はこのへんで。家に帰って、冷凍生八つ橋の皮を調理したいと思います」
城「おなかいっぱいになったら、また私ん家に来るんだよ〜」
佐世保「はいです!!」
高峰岸「やっと帰ったよ、あの子」
前橋「で、菅沼くんは何に夢中なんだい?」
菅沼「あ、はい。あまりにもカオスな空間に、楽しいことを思い出して逃げてしまっていました」
高峰岸「ああ、それ、学生時代よくやったよ。おかげで、授業の内容が全く解らない。後で、授業を集中して聞くだけで、めちゃくちゃ効率が良いという事実に直面してしまって、もうなんだかって感じだったよ」
前橋「解る、解るよ!! 高峰岸くん!! 多分、それが原因で先生も浪人したからね!!」
城「楽しいことって、何ですか。えっちなことですか?」
前橋「えっちなことだね!!」
高峰岸「……」
菅沼「授業中に何してんすか、ふたりとも」