叶恵ちゃんに見とれるあずみん。

安曇野「私、小児科に来て、ひとつだけ良かったと思うことがあるの。なんだか解る? やーたん!!」
米谷「あー、美稲くんのお姉さんやろ。美人さんやもんなぁ」
皋「実はね、せせらぎちゃんが美稲に辛く当っていたのは、美稲の美しさに嫉妬してのことなんだよ!!」
米谷「え、あずみんって女の子が好きな人やなかったっけ…?」
安曇野「それとこれとは、また話が別なのよ。生まれながらにしてのあの美貌。悔しい…。そしてミスコン優勝者のお姉さま!! せせ、ずっと眺めていられる!!」
叶恵「ん…? 今日、一緒に飲みに行く?」
安曇野「行きます!! やーたんと果枝つんも一緒だけどいいですか?」
叶恵「あのもうひとりの研修医の子はええん?」
安曇野「友達ではないので、大丈夫です」
米谷「お前、それ…」
皋「よっしゃあ!! これで、お仕事がんばれるぞ☆」
米谷「まあ、やる気になってくれはったんなら、ええけども」



安曇野「叶恵先生、私、将来は脳外に行きたいんですけども、何か情報ありますか?」
叶恵「ああ、脳外…。確か、同期に別所聖とかいう頭のおかしい男が居る。しかしながら、今のところ、あいつは次期エースと期待されてるとかなんとか。どうにかしてる…」
安曇野「大丈夫です、私がぶっ潰してみせます!!」
叶恵「へえ」
米谷「あのさ、オレ、帰ってもいい…?」
皋「米谷さん、年下美女に囲まれていたたまれないんだね!?」
米谷「いや…。うん、まあ、そうだけども」
叶恵「え、私より年上…?」
米谷「まあ、医者としては年下なもんでよろしくお願いします」
叶恵「そうは言っても、まだ私も後期研修中の身やしなあ」