七夕の可愛さを表現すると。

菜苗「ところで、栄くんは、七夕のどこがそんなに気に入っちゃったの?」
栄「うん? まあ、セーラー服姿が可愛らしかったなあ、男の子が無理やり着せられてるみたいで。胸がきゅんとした」
菜苗「どういう趣味…?」
七夕「菜苗は可愛いけど、七夕も可愛い?」
栄「うん、可愛い。菜苗はいわゆるお嬢様的可愛らしさ。七夕は男の子な可愛らしさやな」
七夕「やったー!! 二枚目に可愛いって言われた!!」
菜苗「それでいいの、七夕…?」
栄「こういう素直な子がええって」
七夕「そう言えば、七夕、男の友達はじめてかも」
栄「ええ、そんなら遊び行きたくてもよう行かれへんところもあったやろ。僕が連れてったるで」
統「栄がノリノリや…」
菜苗「栄くん、他の女子から誘われても必ず断るくせに…」
栄「あのなあ、七夕は弟みたいなもんや。女子と一緒にすんな」
統「ええ、弟として可愛がってるの…?」
栄「僕も僕で、男として挑戦してみたいことはあったんやけどな、いかんせん身体が弱いやろ。それで、同級生とはなかなかからみづらくてな。その点、七夕なら、体力も一緒くらいやろ。これは、遊べるで!!」
菜苗「栄くんも、いろいろ鬱憤が溜まってたんだね。七夕と会えて、よかったね」
栄「うん、おおきに」
七夕「二枚目、動物園とか水族館とか連れてってくれる?」
栄「おお、行くで」
統「栄、ほんま、楽しそうやなあ」
菜苗「ですね」