朝霞の卒業後を心配する面々。

皋「ねえ、美稲。朝霞、どこ行ったの？」
美稲「なんや法医学教室の前橋教授んとこに、約束を果たしに行くとか」
安曇野「約束!?　もしかして、ふたりは結婚…」
美稲「うわあ、あ、安曇野さん!!　びっくりした…。いや、てか、男同士やから」
安曇野「果枝つん、せせ、最近寂しいの。だって、ずっと同じグループで勉強してきたくなたんが卒業後は神戸に帰っちゃうんだもの」
皋「解るよ、せせらぎちゃん。私だって、ちょっと解んないところがあっても気軽に朝霞に聞けなくなっちゃうもん」
美稲「皋のはなんか違う…」
皋「あのね、美稲。いちばんいい勉強法の見つけ方は、頭のいい人の隣にくっついて生活を盗み見ることなんだよ!!」
美稲「ああ、そう…。で、いい勉強法見つかりはった？」
皋「なんとか」
安曇野「でも、くなたん…。あんなにぶきっちょさんなのに。万が一、お前、注射しとけとか命令されたらどうするのかしら…。あんなに美稲くんの腕がボロボロになっても、全く上手にならなかったのに」
皋「めちゃくちゃ注射針折ってたよね。まあ、ぎりぎり空気を注射することはなかったけど」
美稲「それ、ほんまにしたら、オレ、死ぬから」