お花見デート☆綾綺と竹乃進。

綾綺「竹乃進、あれ食べたい。焼きそば」
竹乃進「はいはい、オレに買うて来いてな」
五分後。
綾綺「竹乃進、要る?てか、要るよな。僕って、なんて心優しいのやろか」
竹乃進「それ、自分で言わはると、物凄く嘘臭いで?」
綾綺「はあ、それにしても、圭一くんの研修、早、終わらへんかなあ…?圭一くんは、そらもう女の扱いに慣れてはっててなあ…。こういう屋外のベンチに座る時には、何も言わへんでも、サッとハンカチを取り出してなあ…」
竹乃進「圭一、そんなんしはるん!?てか、現実にそんなこっぱずかしい真似をするやつが存在するほうが驚きなんやけども…」
綾綺「あ、ネギマのネギだけ要る?竹乃進、実はネギ大好きやろ」
竹乃進「いや、ネギマはネギマとして食したいかな…」
綾綺「チッ、渾身のイケズが不発とはな…」
竹乃進「いや、あの…。綾綺さん?全て、筒抜けですからね…?」
綾綺「そんなん全部計算済みやで。悪口は聞こえるように言わな、意味あらへんやろ」
竹乃進「うわあ…」
綾綺「ああ、そうそう。もう子供時代からの夢やった祭りの夜店で欲しいモン大人買いが叶ったから、後は全部食べはってもええで。そもそも、僕はスーパーボールかヨーヨーと綿飴でも土産に買うて来てもろたら十分なんやけどな」
竹乃進「ええ、何それ!?」