みんな、親戚。

憤慨する竹乃進。
竹乃進「なあ、圭一! ちょお、おかしない!?」
圭一「何がですか? 兄さん」
竹乃進「精神科や!! あそこ、三人、親戚やで!? せやから、綾綺がいつもの調子で、話さはったらもう浜太朗くんやら、望月先生にも伝わってしまうんや・・・」両手で顔を覆う。しくしく。
圭一「ああ、しかも、恐ろしいことには、あの三人ってオーベンとその下の医者って関係ですからね。綾綺さん→昴耀くん→浜太朗くんの順で。それだけで、もはや、カオスですよ。あ、そう言えば、綾綺さんが『僕ら、精神科期待のイケメン三人組やで☆』とか、嬉々として語ってましたっけねえ・・・」遠い目。
竹乃進「顔、関係ないからね!!」
圭一「まあまあ。綾綺さんは、最初から『イケメンの後輩が来たら、僕がオーベンやるで』って言ってましたからねえ。そこに、昴耀くんが来たら、そりゃあ、オーベンになりますよ」
竹乃進「それ、オレの両親と綾綺の両親もみんなしておんなしことしてた・・・」
圭一「ほら、兄さんも可愛い女の子が来たら、やればいいんですよ、オーベン!!」
竹乃進「ふっ・・・。ほんまに可愛い女の子が来たらなあ・・・」
圭一「う、すみません」
竹乃進「気にしてへんから☆」涙目。