家庭内アカハラ。

浜太朗「えーっと、HCO…、アリさんか…」
朝霞「アリさんって何だ!?蟻酸だろ!?そんな『カルボン酸は酸でしょう、で、アリから発見された酸だからアリさん♪』みたいな!!」
皋「美稲って、なんだか可愛らしい間違い…?、が多いよね」
朝霞「黄燐をきりんと読んだり、地理でいうところの『天井川』をテストで『天丼川』と書く間違いだな。先生が『間違えるなよ』って言ってるのにも関わらず」
皋「ていうか、小学生みたいな間違い方だよね。あと、美稲はアニリンの発音が可愛い」
浜太朗「そんなん言うたかて、オレ、よう意味も解らへんまま、2年早く勉強してるんやもん。しょうがおへんやろ?頭では解ってても、音で覚えてるから抜けへんのや」
皋「何で、2年?」
朝霞「ああ、叶恵さんか…」
浜太朗「姉ちゃんがひとりで勉強するより、他の人も巻き込んでやったほうが記憶に残るから言うてな…」
朝霞「まあ、それは言えてるよな。てか、ま、いいんじゃない?結局、習うんだから」
浜太朗「それはいいとして、せやったら、次実もって思うんやけど『それは違う』って」
朝霞「確かにそれは違うぞ?叶恵さんと次実ちゃんだと5歳差だろ?子供の5歳はでかいぞ」
皋「小1の子に『小6の問題解け』って、泣くね」
朝霞「小学生の子に高校生の問題を解けなんて、美稲、鬼だな。家庭内アカハラだよ」
皋「Domestic☆A☆KA☆HA☆RA!!略してDAD、ダッド!!」
浜太朗「うう…。オレ、やっぱり、どっかおかしいんか?」
朝霞「今更、気付いたのか…」
浜くん、ひとりさめざめと泣く。
果枝つんは「ダッド」の響きが気に入ったのか繰り返す。
そして、くなたんはお家に帰る。
で、おしまい☆