ボケ殺しの菅沼。

大量の新聞紙に囲まれた菅沼。
前橋「菅沼くん、どうしたの。この新聞の山は?」
菅沼「あ、前橋教授。これはここ一週間分の新聞です」
前橋「いや、まあ、たぶん、それくらいだろうなとは思うけど」
城「私、新聞なんて四コママンガとテレビ欄くらいしか見ないなあ」
高峰岸「小学生じゃあないんだから…」
城「菅沼くんはどこ読むのー?」
菅沼「書評と映画の批評とか、あのDVDが出るとかどうとか。ああ、あと、科学欄も」
高峰岸「それは、『新聞』である必要があるのか?」
菅沼「なんでしょうね、こう、ミーハ−な文章とか悪意のある文章とか苦手なんですよね。新聞なら悪口書いてあったとしても、さすがに吐き気がするまで酷いのはあまりないじゃないですか。まあ、人としてあれなのは別として。そういう人の批評は次から避ければいいわけですし」
高峰岸「うーん、なんというか淡白だな」
城「ねえねえ、これ、チラシ入ってる?」
菅沼「家からそのまま持ってきたので、入ってますよ。良かったら、差し上げます」
城「わーい☆先生、一緒にスーパー行こう?」
前橋「そうだね、コーヒーでも買ってこようか」



数十分後。お昼寝中の菅沼。の前で積み木して遊ぶ城。
高峰岸「食べ物で遊ばないの!」
城「えーっ」
高峰岸「えー、じゃない。えーじゃ!!」
菅沼「ん?城せんぱい、もう帰ってたんですか?」
城「えへへー。菅沼くんの大好きな前橋教授と優しい優しい城せんぱいからお土産だよ☆」
菅沼「お土産…。これですか?」
缶ジュースの上に、何故かみかんがある。
高峰岸「はっ、ダジャレ!!」
菅沼「ダジャレ?何がですか?」
城「菅沼くん、ほら、この状況をそのまま口にしてみて!!」
菅沼「み、みかん…。あ、未完…?ほら、話が終わってないって…」
高峰岸「違うだろ!!」
菅沼「ええ…?」
前橋「『アルミ缶の上にあるみかん』だよ。菅沼くん」
城「逆に、このダジャレを知らない菅沼くんをすごいと思う…」
高峰岸「マジか、マジで知らないのか!?じゃ、じゃあ、これはっ!?」
ふとんが宙に舞う絵を描いてみせる高峰岸。
菅沼「ふとん…?ふとんが太った…?」
城「ふとんは太らないと思うよ!?ちょっとだけ惜しいけど!!」
菅沼「ええ、答え、答え!!答えは何ですか、教授!!」
前橋「ふとんがふっとんだー☆」
菅沼「何で、皆、知ってるんですか?そういうの、学校の授業でやったりするんですか?国語の授業って、地域差があるんですかね?」
城「いや、それはないと思うよ?」
高峰岸「一体、どんな子供時代を過ごしてきたんだ。菅沼は。謎すぎる…」



おしまい。