法医学研究室が劇場。

高峰岸「うう…。自分、城みたく悪ノリするキャラじゃないのにぃ…」
城「ちょ、それは新入りの前では言わない約束でしょっ!?せっかく、カッコイイ先生が『みんなで菅沼くんがはやくなじめるようにちょっかいでも出してあげようよ」という優しげな思いつきからの脚本が…」
菅沼「城せんぱい…。ダダもれです」
高峰岸「ほら、無理するからっ!!実力以上のことをしては駄目なんだよ」
城「何よ、名字三文字のくせに。私の憧れの人物像まで否定しないでよー!!」
高峰岸「いやっ、名字は関係ないだろ…?ていうか、憧れてたの?」
城「高峰か峰岸か、はっきりしなさいよー。どこにイントネーション置いたらいいやらもう…、うん?そもそも気にするような名字でもない…?」
前橋「城さん、文句を言うのか、自省するのかはっきりしなよ?高峰岸くんが寂しさに押しつぶされそうになっているよ?」
高峰岸「画数多いし、ローマ字にするとさらに長いしで、筆記体とかきつい…。ああ、入試でオレはみんなより名字が長いからその分試験時間が短くなって親にだから嫌だったんだよー、マジふざけんなよーとか言って、だったらお前家出て行けとか半分本気で怒られて、…」
菅沼「高峰岸せんぱいっ!!大丈夫ですよ、もう試験も学校もないですよー!?いや、ここはもろに学校ですけども、高峰岸せんぱいはもうすでに学生さんではなくて、どちらかというと先生側のほうですから…。あー、もう、城せんぱいも帰ってきてー…」訳がわからなくなって頭を抱える。
前橋「あ、菅沼くんコーヒー飲む?」
菅沼「え、ええ…?この状況でっ!?」