数学バカ親子。

昴耀「次実〜。私、大学院、行きたいんですけどいいですかっ!?」
次実「うん、いいんじゃない?私の家事の負担さえ増やさなければ」
昴耀「もちろんですよ!私が次実にそんなひどいことするわけないじゃないですかっ!」
次実「で、やっぱり、数学専攻なん?」
昴耀「はいっ!!」にこにこぉW



叶恵「せやけど、昴耀くん以上に数学のできる大学教授なんか存在しはるん?」
次実「さあ、知らん」
圭一「だって、昴耀くん、高校のときの数学の先生に憧れて数学究めたけど、もはや、その先生超えちゃったんですよね?」
次実「『狩野先生がわかんないって言ってた』って言うて、嬉しいような切ないような顔してはったしなぁ…。理学部の数学科出身者に」
叶恵「思うんやけど、それ、今更わざわざ大学院に行かはる意味あるん?」
次実「ん〜、昴耀さんなぁ、実は愛読してはる数学雑誌に記事まで書くようになって。で、読者から『何で、数学の博士号取らないんですか?絶対、取れますよ!』とか手紙貰って」
圭一「いや、それは、精神科医だから」
叶恵「圭一くんって当たり前のことしか言わんよな」
圭一「……」



統が父と弟が数学で盛り上がっているところを遠目から観察。
統 「お母さん、数学って楽しいん?」
次実「ええんやで、無理に楽しい思わへんでも」
統 「統、お父さんと栄が何してはるんかさっぱり解らへん」
次実「まあ、今は算数ができればええんやない?」
統 「ふせん、ふせんが…」頭を抱える。
次実「でも、ま、我が家の男の子は数学ができるから音楽のセンスはええよな」
統 「そ、そうなん…!?」←ピアノとヴァイオリンを習っている。
次実「ああ、作曲の場合は数学が必要って意味やで?」
統 「なんや、そうか…」

以下、読了。
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(13) (モーニング KC)