前橋教授誕生秘話。

菅沼「そういや、教授ってどうしたらなれるもんなんですか?」
前橋「おっ、菅沼くん。僕の後釜を狙っているね」
菅沼「いや、別に。前橋教授って、まだ若いよなーって思って」
前橋「うんとね、前任の法医学教室教授、つまり、僕の師匠なんだけど」
城 「あー、あの、おじいちゃん先生?」
菅沼「そんなに高齢だったんですか?」
城 「うん。もう手が震えてまともにメスも握れなかったし、そもそも老眼だしで」
前橋「そんなだから、早く引退されたかったそうなんだが、なんせ法医学教室だからねー」
菅沼「選べるほど人がいなかったんですね。気の毒です…」
城 「そこで、前橋教授の登場ってわけですね!」
前橋「頼むから、引退させてくれって泣きつかれちゃってね。博士号あげるからーって」
菅沼「相当必死ですね…」
前橋「もう傘寿を迎えられていたからね…。可哀想で可哀想で」
菅沼「さ、傘寿まで教授…?充分、名誉教授の歳ですよね!?…絶対、嫌だ」
前橋「ちなみに、うちの大学の法医学教室教授はひとり三十年はやるとかどうとか…」
城 「それ、一体どんな苦行です!?」
菅沼「何と無くだけれど、前橋教授は長生きされそうな気がします。きっと五十年はいけますよ?」
城 「菅沼くん、嫌なこと言うね」
前橋「僕はその記録を作る前に、是非、菅沼くんに教授の地位をバトンタッチしたいと思うよ」
菅沼「逆に、法医学教室教授になったら長生きに、みたいに思えるのであまり嬉しくはないですね」

城 「長生きしたくないの?変なのー」



イヤフォンが思った以上に高くて軽くひいたが、買ってまいりました☆カナル型は慣れません…。医学部マニアということで、カプセルタイプのデザインです♪