「百人一首、教科書と別バージョンだ」。

皋「百人一首、教科書と別バージョンだ」
米谷「ちはやふる?」
安曇野「あぁ、それか。『春過ぎて 夏来たるらし 白たへの 衣ほしたり 天の香久山』だな、国語の教科書に載ってたほう。『万葉集』って、お洒落な名前よね☆」
米谷「香久山、見て感動したなぁ〜。千年以上前の山がある‼ って…」
皋「かなり、コンパクトだよね。あと、山が山を取り合う歌って、結局、あれどういう事なの?」
朝霞「香久山は 畝傍ををしと 耳梨と 相争ひき 神代より かくなるらし いにしへも しかなれこそ うつせみも つまを 争ふらしき」
皋「朝霞、覚えてるんだね」
朝霞「うん」
米谷「あれはな、好きな男の子に好きな女の子ができて嫉妬している男の子やな。ボーイッシュガール畝傍さん、夢がある‼」
安曇野「やっぱり、そうよね。あれ。ボーイッシュガール畝傍さんのほうが、夢あるよ‼ 当時の雄々しさ、今と反対かもしれないし‼ 何せ、『ちょうちょう』の発音が『でぃえっぷでぃえっぷ』、『ははうえさま』の発音が『ぱぱうえつぁま』の時代よ!?」
朝霞「うん? それだと、普通に現代だと女の子らしい女の子だよね? 夢あるか?」
米谷「一周して、普通の話や‼」
皋「あとさ、田子の浦で雪が降り終わったのか、現在進行形で降っているのかはっきりしてほしいよね‼」
安曇野「現在進行形だったら、富士山見えるわけがないけどね」
米谷「富士に月見草の世界観やな。空想上の歌」
以下、読了。

ちはやふる(37) (BE LOVE KC)

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