技法書を超えていく男、美稲浜太郎。

本屋。
安曇野「美稲くん、元気かしら…」
皋「あぁ、技法書のコーナーだから? 美稲の本棚、ほとんど技法書だったもんね。絵とか、絵とか、絵とか…」
米谷「絵ばっかりやないか‼」
安曇野「あと、ガーデニングね。図鑑とか。でも、やはり、画集もある‼」
皋「美稲は、隠れて絵画教室にも通っていたの」
米谷「それは、一体、誰から隠れてはるんや…?」
安曇野「美稲くんは、やはり、料理研究家であるご母堂の血を引き継いでいる感じよね。己の技術を研鑽していくのが性に合っているのでしょう。大体、すぐに、技法書のレベルを超越していたもの。まさに研究家‼」
皋「美稲のごはんが食べたい…」
米谷「食べたいなぁ〜」