衣装は、ママの手作りが基本。

皋「ねぇ、米谷さん。米谷さんのブラックスワンは、いつになったら見られるの?」
米谷「いや、いつとか言われても…」
安曇野フィギュアスケートの世界では、今、誰がオリンピックに出るかで大変な時だというのに‼ 次は、『やっチャイナ』よ!?」
朝霞「米谷さん、フィギュアスケートの大会とか出ないの? 小さいやつでも」
米谷「うーん、発表会かな?」
皋「発表会‼ 見たい‼」
安曇野「いいわね、発表会‼ そして、フィギュアスケートの衣装と言えば、ママの手作りが基本‼」
米谷「まぁ、この前のエキシビションでも、選手の母の手作りなんですって言うてはったもんな…」目だけ、上を見る。
皋「私がお母さんなら、作らないけどね‼ なんかキラキラするやつとかつけるのが、滅茶苦茶面倒らしい‼」
米谷「つけてあげてよ、お母さん‼」
朝霞「うん、まぁ、僕も無理だし…」
安曇野「自分のセンスで作った衣装が、世界中のフィギュアスケートファンに見られるのよ!? 恐ろしいわね‼」
米谷「確かに‼ お母さん、ファッションデザイナーでもないのに‼」
朝霞「怖いな…」