ナミコシさん、素肌ジレ疑惑。

安曇野「美稲くん、乱歩奇譚のクリアファイルまた当たった‼」笑顔。
美稲「そら、よろしおしたなぁ☆ 安曇野さん」頭なでなで。
皋「なんかもう姪っ子を可愛がるおじさん感がすごいよ、美稲」
朝霞「まぁ、実際、もう伯父さんだしな」
安曇野「でも7月末締め切りで、8月中に届くなんて頑張ったわね。こういうの、普通、発送時期がずるずる遅れまくるものなのに。帯にも秋頃届くよって書いてあった」
米谷「お盆休みもあったのに」
朝霞「彼らにはお盆休みなど存在しなかったんだよ。出版社の人か、バイトか知らないけれど」
安曇野「でね、美稲くん。このお花はハナビシ先生が大きな鎌で刈り取って、影男さんが赤く塗ったのよ☆ ふふふ、不思議の国のアリスみたいね☆」
米谷「あずみんのテンションが高い」
安曇野「で、美稲くん。これ、ナミコシくん、素肌ジレに、スーツよね?」
美稲「いや、これは、Vネックのシャツの上にスーツやろ?」
安曇野「美稲くん、解ってないわ‼ ナミコシさんは、おしゃれさんなのよ!? あの、おしゃれコートを着こなすだけの人よ!? そして、日常使いの革のパンツにブーツ‼ そして、ビスでとめるらしいおしゃれ仮面‼」
米谷「……。何の話?」
以下、読了。