おしかけ、神様。

前橋「僕の実家のところの神様、よそから移ってきたらしいんだよね」
高峰岸「まぁ、でも、いますよ。春日大社もそうですし」
城「本当はあの鹿どこからやってきたんだろうね」
高峰岸「鹿島神宮から来たんやで…?」哀しそうな顔。
前橋「それはそうと、My鹿ってどうやら実在するようだよね。奈良公園内のお店でごはん食べてたら、そこの人が鹿に名前つけてたもん」
城「地域猫ならぬ、地域鹿じゃあないですか‼」
高峰岸「奈良公園内にいるやつは地域鹿ですけど、春日山の原生林にいるやつはガチの野性鹿ですからね」
前橋「春日山奈良公園内だよ。原生林含めて」
高峰岸「滅茶苦茶広いな、奈良公園…」
城「前橋先生のところの神様はなんでよそから移ってきたんですか?」
前橋「え、僕が生まれ育ったところの人たちが大好きだから」
高峰岸「……。え? 自分がもといたところの人たちは、そんなに好きじゃなかったの? というか、何故、教授のところの人たちが好きにならはったんや…!?」
城「可愛い女の子が自分の神社に参拝しに来たんじゃない。で、正式の参拝では、お祈りする前に私はどこどこの誰ですって言うから」
高峰岸「……。個人情報が」
以下、読了。