雨の日、統さん。


七夕「あれ、栄、髪の毛減った?」
菜苗「ちょっと七夕くんったら、そんなこと、おおっぴらに聞いたら駄目よ?」小声。
栄「減ったか減ってへんかで問われたら、減った。というか、切った」
菜苗「ああ、梅雨だから?」
栄「そう」
七夕「なんで梅雨だと髪の毛切るの」
栄「それはな、髪の毛が湿気を吸ってからまってもうどうしようもなくなってしまうからや」
菜苗「ああ、統さんは、髪の毛結うわよね。あなたたち姉弟を見て、梅雨がきたなという感じがするわ」
栄「めぐちゃんも梅雨時には髪の毛短くするし、うちの父親も髪の毛結うし」
七夕「へえ、よくわかんない」
栄「七夕はな」
菜苗「だって、梅雨になったら、私たち、髪の毛さらっさらになるもの。ねえ、七夕くん?」
七夕「正直、梅雨時は、寝癖ついててもそのうち直るから便利。頭乾かさなくてもすぐ寝て大丈夫☆」笑顔。
栄「いやな、頭は乾かしてから寝たほうがええで?」