苦悩する、果枝つん。

皋「美稲、どう思う?」真剣。
美稲「う、う〜ん。微妙やなぁ…」
朝霞「どうしたの、皋、美稲」
皋「新しいBBクリームを買おうと思ってね。顔に塗るやつね‼ まず試供品で、ライトとナチュラルをお試しよ‼」
朝霞「で、その写真か」
皋「朝霞はどっちだと思う?」
朝霞「どちらも合っていると思えばそうだし、合っていないと思えばそうだな」
皋「でしょう!? もう、両方買って混ぜたい…」
美稲「でも、それじゃあ、BBクリームのお手軽さが半減やで!?」
安曇野「せせもお仕事終わってきたわよ☆」
皋「せせらぎちゃん‼ BBクリームが、BBクリームが‼」
説明。
安曇野「ああ、そういうことね。結論から言うと、首の色とぴったり合うことなんてないわよ」
皋「ないの!?」衝撃。
朝霞「うん、まあ、そうだよな。肌の色なんてみんな違うし」
皋「そんなみんな肌の色が違って、どうしてこの二種類から選択できるというの!?」謎。
安曇野「うん、まあね。大体、合っていればいいのよ。そもそも雑誌に載っているモデルさんの顔と首の色もよく見れば違うわよ」
皋「本当だ、違う‼」
美稲「な、なんやショックなんやけど…」落ち込む。
朝霞「現実なんてそんなもんだぞ?」冷静。
安曇野「ていうか、もう、首にも塗ってやればいっそのこと色など関係ないわよ」
美稲「ついに言わはった‼」衝撃。
皋「ああ、舞妓さんかぁ…。あれこそ、首も白くないと変だよね‼」
安曇野「そうそう、あのレベルで色が違っていたら、さすがにおかしいわねってなるわけよ」
皋「解ったよ、せせらぎちゃん‼」