「デロリアン、デロリアン」。

高峰岸「皆して、昨日は、『デロリアンデロリアン』言うてはったけど、昨日は、江戸川乱歩の誕生日だったじゃあないですか‼」
城「何を今更、昨日の事を」
高峰岸「違うよ、江戸川乱歩の誕生日イコール我らが前橋教授の誕生日だよ‼」
前橋「いいの、いいの。うちのゼミは誕生日祝いしないの」
城「どうせ、昨日は、Dr.松本Jr.と飲んでいたんでしょう?」
前橋「うん。とうとう教え子を解剖してしまったという話を肴に」
高峰岸「……。そういうお話は、あまり外ではしないほうがいいのでは?」
前橋「そうだね。あのくそ真面目な衛市先生が、『あなたたち、ゼミ生、解剖して喰ったと思われてますよ?』とかなんとかつまらない冗談を宣っていた」
佐世保「食べたんですか?」
前橋「食べてません。解剖はしました」
佐世保「しかし、これで謎が解けたと、学部では話題ですよ。何故、法医学教室の教授は長生きなのか。それは、ゼミ生を解剖して食べているからだと」
城「菅沼くんは、人魚だったの?」
高峰岸「真顔で何を言うか」
佐世保「人魚だったんですね!?」
前橋「人魚ではありません。解剖したら、ヒトでしたよ?」
前橋教授のお誕生日に、ケーキをいただきました。