血の気が引く、なーくん。

鷺沼「ちょっと聞いてよ、鶫ちゃん!! 名寄のことが心配で、連絡してみたんだよ」
夜込『実家に帰っているぶんには、むしろ安心なのでは?』
鷺沼「オレもさ、そう思ったんだよ。そしたらさ、あいつ、あいつ…」
夜込『まあ、ダメな子は、どこにいてもダメだからね…』
鷺沼「だって、あの子、この阿呆寒い時に暖房のない部屋で数学に夢中になって、血の気が引きましたねって普通に…」
夜込『まあまあ、なーくんはもともとそういう子だよ?』