落雷。

菅沼「マルティン・ルターは大学に行く途中で雷に打たれたのです。これは、神の怒りに違いないとがんばって修行するのです」
城「そうか、それであんなに免罪符を目の敵にしたのね!?」
高峰岸「うおう、解りやすいぞ!!」
前橋「みんな、何してるの?」
城「菅沼恵太先生による世界史講座です!! おもしろいです!!」
前橋「ふふふ、懐かしいなあ☆ 僕、高校時代、世界史の成績が悪過ぎて、『てめえ、センター試験で世界史受験すんじゃねえよ』って言われたことあるんだ。そういうお前は、へぼい中堅私立出身だろうが、って思ったけど。死んじまえって思ったけど」
菅沼「そんなの、生徒の自由じゃないですか!! 文系だとついでに理科総合受けたり、理系だと現代社会受けたりしますよ!?」
前橋「まあ、ろくに勉強もしないくせに、『オレの受け持ちで、平均点落とすんじゃねえよ』ってことだったんじゃない。せいぜい半分しか得点できなかったし」
城「うわあ、なんか…。暗い気持ちになりました」
高峰岸「進学校で勉強できないと本当に教師から屑扱いされますよね…。うう、涙が」
菅沼「あれ、高峰岸せんぱい、実は浪人してたんですか?」
高峰岸「オレが何歳に見えるかってことだよ」
城「ええと、それじゃあ、五浪くらい?」
高峰岸「……」