NASDAからJAXAへ。

電話に出る水鶏。
水鶏「何、父さん」
広海『父さん、やっとNASDAからJAXAへ変わったこと、納得できたよ!!』
水鶏「ああ、そう。良かったね」ぶちっ。つーつーつー。
皋「朝霞、誰から電話?」
水鶏「父さん。ようやくNASDAからJAXAへ変わったこと、納得できたそうだ」
皋「えーと、10年近くかかってない…?」
水鶏「父さんいわく、将来大きくなったらNASDAで働きたいと思っている子供たちの夢をどうしてくれるんだってことらしい」
美稲「それ、JAXAやったらダメなんか…?」
水鶏「たとえばの話だけど、タイムマシーンで未来に行って、大人になった自分がようわからんアルファベットの名前の組織で働いていたらがっかりするのではないかと」
皋「オレ、結局、偽物で働いてんのかよーみたいな?」
美稲「偽物て!!」
水鶏「ちなみに、母さんは、そのニュースを聞いた一日だけ発狂して、次の日には普通に宇宙関係の本を翻訳していたっけ…」
皋「朝霞のお母さん、翻訳家さんなの?」
水鶏「うん。自然科学系オンリーで」