上田の白衣。

谷地昇研究素津。
上田「あっ・・・」がっしゃーん。
京終「もしかして・・・、落としました?」
上田「落としてないぜ。ははは、ぼかあ、なんにも落としてないよ?」
つかつかと次実が背後から近寄ってくる。
次実「上田・・・。サンプルを落としたことは、まあ、腹立たしいよ。が、そのことはいったん置いとくとして」
がっと手首をつかむ。
上田「はうあ!!」
京終「あ、白衣の袖のひもにひっかけたんですね・・・。むしろ、それを防ぐためのものなのに・・・」
上田「ひい、すみません!すみません!」
次実「お前は頭がおかしいんか?」
谷地「わあ、直球・・・」
次実「お前、学生時代、運動部やったんやないか!? お前はジャージの腰んとこのひも、結んだら中にしまわへんのか!?」
上田「あ、えと・・・。剣道部だったもので」
京終「あ〜あ・・・」
次実「わかった・・・。もう私には謝ってくれへんでもええ。ただし、白衣を作ってる会社に謝罪文を送れ」
上田「え? それは、アプロンさんとか、ナガイレーベンさんにですか?」
次実「そして、お前は白衣の袖口のひもをゴムに変えろ」
上田「あの、僕は次実さんがご存知のとおり、非常に不器用なので無理です」
次実「はあ・・・。谷地教授、もうこんなおばかさんの面倒見るのやめませんか?」
谷地「ああ、私もそのことについては何度も検討してきたが・・・」
次実「京終蒼くんという優秀な人員も確保できたことですし」
京終「ふふふー☆」
どうなる、上田の進退・・・!?
以下、読了。

2時間でおさらいできる世界史 (だいわ文庫)

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