高峰岸、菅沼くんを凝視する。

朝霞「そう言えばさあ、この前、高校ん時クラスが一緒だった女子から声かけられたよ」
美稲「誰て…？」
朝霞「ほらあの、ツインテールの女の子…。ゆーりんだ!!」
美稲「ああ、東大行った子ぉか。ん、朝霞て無類の女子好きやなかったっけ…？」
朝霞「高校生にもなって、日常的に学校でまでツインテールしてくるような子はちょっとな…。子供の頃から同じ髪型だったって、お前一生同じ髪型する気かってぇの」
皋「そこんところはシビアなんだね!!」
朝霞「皋は可愛いからいいんだよ？」
美稲「差別…!!」
朝霞「んで、ゆーりん曰く、僕を見ている美稲を見ている瀬戸内くんをよくクラスの女子みんなで見ていたっけなー☆な〜つかしい♪とかなんとか」
美稲「せ、瀬戸内くん怖い…」
皋「誰それ、瀬戸内くんって」
朝霞「確か、瀬戸内くんも東大だったかな。中学では副生徒会長だったらしくて、高校では生徒会長な。いつも、ものすごい目で美稲のことを見ていたっけな☆」
皋「その人、美稲のこと好きだったの？恋愛対象として」
朝霞「うん、そうなんじゃない？」
美稲「ちっがぁーう!!」

前橋「というような会話が耳に入ってきたのだけれど、それを言うならば高峰岸くんも菅沼くんのことをそういう目で見ているよね☆時たまだけど♪」
城「変態だわ!!」
菅沼「えー、城せんぱいがそれ言いますか？」※引き気味。
前橋「で、どうなの？高峰岸くんも城さんのように菅沼くんを我が手中におさめたい♪とか嫁に来てほしい☆だとか腹の底では思ってんだろ？ええ、そうだろ？」悪代官風。
高峰岸「自分をそこらへんの変態と一緒にしないで下さい!!菅沼が好きなんじゃなくて、好きだった女の子に菅沼が似ているだけです!!」必死。
城「で、脳内で女装させて喜んでいるわけか。本物じゃあないか」白い目。
菅沼「変態しかいないのか、この研究室は!?」
城「そうね、菅沼くんもおかしいと言えばおかしいからね☆」
菅沼「マジ、傷つくんですけど!!城せんぱいにだけは言われたくねえ!!」
高峰岸「だってだって、菅沼が女の子だったら絶対可愛いですよ!?」
前橋「うん、城さんよりは確実に可愛いよね☆来月のNFで女装でもさせておくかい？教授命令で。じゃないと、単位あげないから」
菅沼「マジで言ってんの!?」
城「ていうか、そもそも菅沼くん来なさそうなんですけど…。だって、人嫌いだもんね？」
菅沼「絶対に来ないからな!!女装もしないからな!!もう帰る!!あと、高峰岸せんぱいのばぁーか!!」泣く。
高峰岸「ばかって!!何その小学生じみた逃げ台詞!!可愛いな、おい!!」
城「ほんと、か〜わい〜い☆」
前橋「ふふっ、可愛いねえ☆」