お寺さんを愛でる、高峰岸。

前橋「じゃ、行ってくるよ」
菅沼「ああ、あんな素敵笑顔で…」
城「僕だって、憧れの前橋教授とふたりっきりでデートしたいのに!!」
前橋「ありがとう、嬉しいよ。菅沼くん」不敵な微笑みで。
菅沼「ぼ、僕じゃない…」赤面。
城「まあまあ、紗々お姉さんと一緒に留守番しようぜー?」肩を組む。
高峰岸「襲うなよ…?」紗々お姉さんにすごむ。
前橋「食べないでね☆菅沼くんはこの研究室の次期教授なんだから」
菅沼「まだ、言ってる…」
前橋「で、どこ行くの?」
高峰岸「大仏さんに会いに行きましょう」
前橋「えー、東寺じゃ駄目かな?東大寺じゃなくて。ほら、近いし」
菅沼「思いっきり、やる気ないじゃないですか…」
高峰岸「いえ、東大寺で。ちなみに東大寺西大寺はセットですからね。観るなら一緒です。そう、かつて東寺と西寺というお寺さんがセットであったように!!」
城「あー、やっぱり、東があったら西もあったんだー」
前橋「僕、京都の神社なら大抵は解るんだけどなー。同郷の可愛らしい女の子が『私はシュライン派!!』って各神社の神さんに宣言してまわってねー。超、つきあわされたよ☆」
菅沼「元気のいい女の子に振り回される前橋教授。可愛いw」
高峰岸「お前、前橋教授なら、何しても可愛いんじゃないのか?」
城「失礼な。菅沼くんのいいところは、一を聞いて百を妄想するところなんだから!!発展性があるのよ!!」
高峰岸「えー、それってどうなの?」
前橋「高峰岸くん、そろそろ行くよー」
高峰岸「あ、はい」
菅沼「本当に行っちゃった」



つづく…?