ベンマ。

菅沼「なんですか、城せんぱい…?」明らかに挙動不審な城せんぱいに声をかける。
城「ええ、なんのこと?」手の中には、握りすぎてぐっしゃぐっしゃになった紙片が。
前橋「ああ、ベンマのチケットだ!!」
高峰岸「何それ」
城「はあ、あんたベンマ知らないのっ!?この大学の文学部出身者が作詞をしているバンドだよ?」
高峰岸「知らん」
前橋「正式名称はVENDING MACHINEっていってね☆」
菅沼「自動販売機…!?」
城「私のアンティーク着物仲間からチケットを頂いたのだけれど、もうボーカルのちゃらちい姫があまりにも神すぎてひとりで行くのが怖いっていうか。で、失神するかもしれない子はあまり興味のない人を介助役につれていくというのが暗黙のルールになっていて、それで菅沼くんをと」
高峰岸「どんなバンドだよ」
前橋「うーん、そうだね。城さんなら失神するかもだね☆」
菅沼「そんなすごい歌が聴けるんですか!?」
前橋「えー、いいなあ。僕も行きたいなあ」
城「わぁい、先生とデート!!やだあ、私、両手に花じゃあないですか!!」赤面。
前橋「ふふふー、楽しみだねー☆」
高峰岸「オ、オレは興味ないからな…」うっすら涙目☆
おわり?